催眠誘導し他人をコントロールすること

みだりに、「完全もしくは完全に近くリラックスすること。」が危険なのは、危険な状況があるのに眠ることと同じです。運転中の居眠りがこの典型です。逆に、安全を確保して、自己催眠を行うことは、脳の疲れを癒すには効果があります。

催眠が施されている本人は無意識ではありません。潜在意識にあっても意識ですし、顕在意識がおぼつかない状態であるに過ぎません。ただし、深く潜在意識に漂っている状態では、自己コントロールを失っています。

他人を催眠誘導し、自己コントロールを失っているその人物のコントロールを奪うことが出来ます。そのコントロールは、2種類あります。

「禁止」。
例えば、力を緩めることを禁じること。本人に握らせた物を離せなくすることとか、腕の緊張を緩めさせないで、動かせなくする。などです。

「感覚支配」。
五感を支配します。味覚であれば、水を甘く感じさせる。聴覚、存在しない音を聴かせる。触覚、体に虫が這っているように思わせる。嗅覚、存在しない香りを嗅がせる。視覚、存在しないものを見せる。などです。複合的に感覚支配を行えば、手の甲に存在しない虫を認めさせ這う感じを与える。などがあります。

堰催眠法を施す者は、他人に禁止、感覚支配を施した場合は、確実に解除しなければなりません。日本では、1948年まで、警察犯処罰令に、みだりに催眠術をかけることを禁止する文言がありましたが、今はありません。

催眠法は、心理療法に有効ですが、日本では、現在、医療行為とされていません。ですから、医師でなくても施術は可能です。つまり、訓練を積んで取得できる技術です。
アメリカ合衆国では、法律で規制しています。日本では、催眠状態にすること自体に違法性を問うことはなく、それを手段とした犯罪を取り締まることで社会治安維持に対応しています。

アメリカ合衆国に比べ日本の事件判断では、首謀者が「強い暗示により、禁止と感覚支配を駆使し、覚醒状態にある他人を利用して」犯罪を犯したときの扱いが非常に難しいと言われています。
日本では、「首謀者からの脅迫に恐れて」とした判断となることが多いのです。「覚醒状態にあったが強い暗示から解かれないまま」と言う理由での情状酌量はほとんどありません。

覚醒状態にあっても効果が残る暗示によるメンタル・ヘルス・ケア、心理療法は実用されています。精神科治療として、対人恐怖などの恐怖症、乗り物酔いなどに実績があります。
また、出産時の痛みケアにも効果が認められています。

変性意識状態が催眠

「何も考えないこと」をすること自体が「考え」ですから、自分一人で行うのは困難です。修行を積むことにより得られる技です。
信心のない私のような者は、お香を用いて行うとやりやすいです。

この状況に入ることを「瞑想」と言いますが、正確ではありません。
実は、「瞑想」は何も考えていない状態となったら、失敗なのです。本当は、「集中」している状態です。しかし、仏法に対する信心がない以上不可能です。
では、私のやった「何も考えない」ことは何でしょうか。
多分、「超越瞑想(TM)」ではなかろうかと思っています。

超越瞑想は、そのやり方のテキスト類は存在しません。インストラクターからマン・ツー・マン指導を受けねば得られないのです。
これは宗教から完全に切り離されたプログラム・メソッドですから、自分の信仰に影響なく誰でもできるとされています。
超越瞑想はアメリカ合衆国では盛んに行われていて、カルフォルニア大学、ハーバード大学では深く研究されています。近年起こったものではなく、ビートルズのメンバーも現役当時から得とくしているので、ある程度の実績が残されています。
私は、前述通り、メソッドを得たわけではなく、体験座禅の感想を述べただけです。

祈りの意識に「変性意識状態」と言う状態があります。暗示を受けやすい状態で、「催眠」と同じです。他人の意識を変性意識状態へ誘導することを催眠術と呼ばれています。演技や催し物と区別するため「催眠法」とも言います。

自分で催眠状態に入るために古くから行われていることが、「祈り」であったり、「お題目」、「念仏」を唱えることにより瞑想や瞑想に近い状態になれるそうです。「自己催眠法」と同義です。

 意識の一つの状態については前述しまたが、意識の種類は、「顕在意識」と「潜在意識」に分かれていて、その境界を「検閲」と言う脳の機能で分けられています。この「検閲」を通過する状態が「変性意識状態」です。

人は、通常、活動中に自我を意識している部分は「顕在意識」で、「潜在意識」ではありません。しかし、ストレスが完全に取り除かれると、変性意識状態となれます。不完全であっても、変性意識状態に近い状態を得ることが出来るのです。
この時、脳は非常にリラックスしているのですが、ストレスがないので、行動するために必要なホルモンの分泌が止まっていることから、外部環境に対し無防備です。ですから生命の危険が有り得ます。
安全が確保されている環境でなければ、みだりにこの状態になってはいけません。